FIBAアジアカップ2025は、8月5日から17日にかけてジェッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・ホールで開催され、15,000席のアリーナ全体が観客の熱気に包まれた。アジアとオセアニアから16の代表チームが集結し、グループ首位のみが直接準々決勝へ進出、2位と3位は危険なプレーインで対戦するという熾烈なフォーマットで大陸の覇権を争った。

世界ランキング7位で前回王者のオーストラリアは、単なる連覇ではなく史上初の3連覇を目指して参戦。最多優勝を誇る中国、雪辱を期すレバノン、そしてNBAガードのジョーダン・クラークソンを擁するフィリピンなど、強豪が立ちはだかり、その支配力が試される場面となった。C組では、中国、ヨルダン、インド、開催国サウジアラビアが激突。インドが予想外の闘志を見せ、サウジは熱狂的なホーム観客に後押しされ奮闘した。韓国対レバノン、チャイニーズ・タイペイ対ヨルダンといった序盤のカードから緊張感が高まり、最終的にはオーストラリアと中国が順当に力を見せつけたものの、どの試合も緊迫感と予測不能な展開に満ちていた。

プレーインラウンド最大の激闘は、フィリピンがサウジアラビアを延長の末95-88で下した一戦だった。ジャスティン・ブラウンリーの30得点、AJ・エドゥの17得点12リバウンド、ケビン・キアンバオの17得点が光り、フィリピンに躍進への希望を与えた。

準々決勝では、無敗のオーストラリアがイランを92-48で圧倒し、続くフィリピンも84-60で退ける圧倒的な強さを見せた。中国はニュージーランドを98-84で下し、決勝はアジアの二大強豪による頂上決戦となった。

3位決定戦もドラマに満ちていた。イランがニュージーランドを79-73で撃破。ベテランPFアルサラン・カゼミが16得点15リバウンドの活躍に加え、要所で冷静に得点を重ね、セイエド・ジャファリは22得点・3P5本を沈めた。ニュージーランドは終盤猛追し、残り数秒で1ゴール差まで迫ったが、カゼミがフリースローで勝負を決めた。

決勝は白熱の大逆転劇。オーストラリアは第2Qで15点差を追う展開から、最終的に中国を90-89で下して優勝。ザビエル・クックスが30得点9リバウンドで決勝MVPに輝き、ジェイリン・ギャロウェイは23得点(3P6本)を沈めて大会MVPとベストファイブ入り。ジャック・マクヴェイも選出された。さらにウィリアム・ヒッキーが終盤に15得点7リバウンド4アシスト2ブロックと決定的な働きを見せた。中国は胡明軒(26得点・3P5本)、胡金秋(20得点10リバウンド)の奮闘で序盤優勢を保ったものの、オーストラリアの粘り強い反撃に屈し、無敗での3連覇を許した。これでオーストラリアはアジアカップ18連勝という驚異的な記録を築いた。

最終結果は、オーストラリアが金、中国が銀、イランが銅、ニュージーランドが4位。大会は、オーストラリアの継続的な強さ、中国の復権、イランの粘り強さ、そしてフィリピンの闘志とサプライズを示す舞台となった。ジェッダ大会は、感情、熱気、忘れられない瞬間が凝縮された祭典として、アジアが世界バスケットボール地図の中心にあることを改めて証明した。

オーストラリアの伝説はさらに深まった一方で、新たな物語も生まれつつある。挑戦者の台頭、勢力図の変化、そしてアジアバスケットボールの未来が、この大会のクライマックスのようにスリリングであることを予感させる。

FIBAのグローバル公式パートナーである1xBetも、この大会を支える存在として、アジアカップの激闘とドラマを世界中のファンに届けていく。すべての試合が一つのアリーナに集約され、精鋭チームがひしめき合い、観客が熱狂で後押しする2025年大会は、単なる競技を超えたスポーツと情熱の祭典として、ブザーが鳴り終わった後も長く記憶に刻まれるだろう。